メイン

設計:小林 アーカイブ

2017年02月20日

【境目】

はじめまして。
設計の小林と申します。


今回は建築の魅力の一つについてテーマを課して書いてみます。
タイトルの「境目」についてです。


私は図書館、美術館、博物館などを訪れるのが好きなのですが、
展示される作品は勿論、それらを内包する建築の形態美にも圧倒されることが多いです。
 

20170220-01.jpg


例えば、こちらの建築は対向する山の風景を映し出していて、一体とした風景の連続性を生んでいます。


それだけではなくて、建築の緩やかな稜線も設計に意図されているのだとすると、この建築は自然では得難い多方向のスカイラインが見られる風景を作り出しています。


スカイラインを作り出すものといえば極端にはこんな建築もあります。
 
  
20170220-02.jpg


風景に足りないものを補填するような建築です。

この規模になると新たな生態系ができ、登りながら草花や動物を見ると、都市部に居ながら異世界に入り込むような錯覚に陥ってしまいます。


次は内部空間を紹介します。
 

20170220-03.jpg


奥を見てみると照明も椅子もあり、机だと判断できるのですが、それがなければ長椅子にも見えます。

一概に用途を定義してしまうのが勿体なく思えてしまいます。


またフロアが全ての面を構成しているかのようで、境界がフレキシブルになると多様な使われ方が生まれそうに思えました。
使い手に最後の1ピースを埋めさせるようなものでしょうか。


と、端的にまとめましたが、作り手・使い手両者諸共三者三様の価値観を見いだすことに対して寛容に受け入れられるのが、建築の魅力だと私は思います。


みなさんの好きな空間、作りたい空間があったら是非聞かせてください。

 

 

 

ハスカーサの各展示場も、異世界に入り込むような雰囲気を持つ建物の一つです。 

そして、お客様によってその空間をどう使うのか、様々な想像ができるような展示場ばかりです。

 

%E3%80%90%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E7%94%A8%E3%80%915%E5%B1%95%E7%A4%BA%E5%A0%B4%E6%A8%AA%E4%B8%A6%E3%81%B3_20170217.jpg

 

ぜひ足を運んでみてください。

 

 

ハスカーサの展示場はこちら

ハスカーサの実例ページはこちら 

 

今ならWEBから来場予約でプレゼントを差し上げます!!

 (2017/3/20までの期間限定です)

 


 

 

 

ブログ村に登録しています。クリックするだけですので、ランキングクリックのご協力をお願いします。

にほんブログ村 住まいブログ プロバンス風住宅へ

2017年04月16日

住民参加のかたち

こんにちは。

設計の小林です。


今日では、建築やまちをつくる際に、住民の意見を取り入れたり、参加を促したりして、独り善がりなものにならないようにする取り組みが見られます。


それについて、いくつか紹介したいと思います。



20170317-01.jpg

 
一つ目は駅舎です。


建築はコンペによって決まったのですが、その後住民とのワークショップが開かれ、一丸となって作られました。


ワークショップの実施自体はよくあることですが、特筆すべきところは、建築に対して愛着を持てるような仕掛けがあったことです。


実は外壁に使われるレンガには、人の名前が刻印されています。


20170317-02.jpg

 
こんな仕掛けを作られては、嫌が応にも建築が住民一人一人に帰属するように感じます。


住民参加が単なる合意形成で終わらないためにも、非常に有効なプロジェクトであるように感じました。



20170317-03.jpg

 
二つ目は図書館です。


一つ目に紹介した駅舎はコンペ方式で、デザインが決定した状態からの住民参加でしたが、こちらはプロポーザル方式で、設計者を先に決めてからのスタートです。


そのためデザインにも住民の意見が反映されているのが特徴です。




20170317-04.jpg

 
幾重にも検討を繰り返しているのがよく伝わってきます。


機能的ボリュームをいくつ設定するか、というところもいくつもの案が作られて、実際にユーザーとなる住民の視点が加えられています。
 
 

そして最後が「まち」です。
 

20170317-05.jpg

 
戦後の急速なスプロール化によってできた住宅密集地域は、未だに多く存在します。
 
 
記憶に新しい糸魚川の大火なども密集地域で起きたものでした。


この事例のように短所が瞬時に顕在化してしまうこともありますが、ヒューマンスケールで作られた一体的なまちは、住む側にとって、俗に言う「住み心地のいい」まちであることは間違いないように思えます。


20170317-06.jpg

 
実際にこんなに狭隘な場所に建てるのかと驚くこともありました。




ただ住むまちに対する責任は住民が負う、または率先して対外的に働きかけていくような取り組みがこの地域には見られました。


20170317-07.jpg

 
ちょっとした空地を防災緑地にして維持管理を地域住民で担っています。
 

20170317-08.jpg


事例として挙げたようなワークショップや地域活動への参加を通じて、自分の住むまちに対してほんの少しでも帰属意識が高められると、より愛着が湧いてくるのではないでしょうか。
 
 
 
 
  
 

ハスカーサの実例ページはこちら 

 

ハスカーサの展示場はこちら  

☆ご好評につき延長☆

今ならWEBから来場予約でプレゼントを差し上げます!!

 (2017/4/20までの期間限定です)    

 


 

 

 

ブログ村に登録しています。クリックするだけですので、ランキングクリックのご協力をお願いします。

にほんブログ村 住まいブログ プロバンス風住宅へ

2017年06月25日

階段について

こんにちは。
設計の小林です。


今回は住宅を構成する要素の一つである「階段」について書いてみます。


今日では平屋建ても流行りではありますが、階段というのは住宅を計画する上で大切なキーワードとなります。



自分の今まで撮った写真の中で幾つかご紹介します。



170512-01.jpg


この写真のポイントは手摺子です。

こちらの手摺子は鉄で出来ていて、中間部のねじれがデザインとなっています。

手摺子は階段では必然的に一定間隔で入るものなので、ちょっとしたデザインでも連続性によって統一感が生まれます。
 
 

170512-02.jpg


次は腰壁です。

階段では必ず転落防止措置を講じなければなりませんが、種々様々な方法でその階段のアイデンティティを作り出すことができます。

この写真ではパンチングメタルが使われています。
孔があることでその透過性は光を通したり、人の歩く様子を写したりと、単なる壁である場合とまた違った様相を示します。



170512-03.jpg


階段の配置も大切です。

昇降の役割の他に、外部との緩衝的役割を与える。そうするともしかしたらそこが動線+αの価値を見いだすかもしれません。
 
 
以上、この他にも世の中には様々な階段がありますが、気になったものを恣意的に選んでご紹介させていただきました。


少しでも階段について考えるきっかけとなれば幸いです。






 

ハスカーサの展示場や施工実例もぜひご覧ください。

ハスカーサの展示場はこちら

ハスカーサの実例ページはこちら 

 

 


 

 

 

ブログ村に登録しています。クリックするだけですので、ランキングクリックのご協力をお願いします。

にほんブログ村 住まいブログ プロバンス風住宅へ

2017年11月13日

歩いて体験する ~狭山池博物館~

こんにちは。設計の小林です。



私は歩くことが好きなので、夏でも冬でもとにかく歩きます。



というのも、歩きだと発見できることが多いと思いますし、体験は心に残りやすい気がします。



一つ建築を紹介します。



大阪狭山市にある、狭山池博物館です。

 

Image-1.jpg

 

 こちらは有名な建築家、安藤忠雄さんの設計です。



隣接する狭山池は奈良時代にできた日本最古の池だそうです。

 

Image-2.jpg


 博物館入口は、地上から一旦地階へ下がり、そしてまた上がります。



入口=最短距離の利便性・視認性にはない、体験的な部分がアプローチを長くすることで生まれます。

 

Image-3.jpg


階段を下ると、滝が現れます。
地上と地階という高低差による空間分けだけではなくて、滝の流れ落ちる轟音は外界とシャットダウンするような境界を作っています。

 

Image-4.jpg

 

池の少し臭い水飛沫を浴びながら歩くという体験はなかなか出来ないかもしれません。



Image-5.jpg


ちなみに中に入ると、細長い箱を活かして、狭山池の実物大の堤防が展示されています。



建築としてだけではなくて、展示物も負けず劣らず見所は満載です。



大阪に行く際は是非寄ってみてください。

堤防の桜の植樹も安藤忠雄さんが建物と一環したプロジェクトでやっているので、特に春は壮観です!



電車や車ではなく徒歩にする、エレベータではなく階段にするといったことは健康面で促されますが、体験的な面でもそのメリットは大きいのではないでしょうか。


おわり

 

 

 

ハスカーサの展示場や施工実例もぜひご覧ください。

ハスカーサの実例ページはこちら 

ハスカーサの展示場はこちら  


今ならWEBから来場予約でグルメギフト券3,000円分プレゼント!!

(2017/11/20までの期間限定です)

 


  

 

 

ブログ村に登録しています。クリックするだけですので、ランキングクリックのご協力をお願いします。

にほんブログ村 住まいブログ プロバンス風住宅へ

2018年04月01日

建築散策 ~大阪・中之島~

こんにちは。設計の小林です。


今回は大阪の中之島を紹介します。

大阪といえば、御堂筋を都市計画の基本軸として南北が繋がっているわけですが、この中之島は御堂筋に直交する形で存在する、川に挟まれた島です。


180118-k01.jpg

島と言っても、橋が何本も架かっていて対岸との距離も近く、通過動線に当たるのですが、写真のような対岸の乱雑にビルが立ち並ぶ風景とはまた違った様相を示します。


中之島には美術館、図書館、歴史建築物など文化施設が多く立ち並びます。

いくつか紹介します。


180118-k02.jpg

こちらは大阪府立中之島図書館です。近くに辰野金吾の日本銀行大阪支店があるのですが、それと同じくルネッサンス様式の建築です。



180118-k03.jpg

こちらは大阪市中央公会堂です。こちらもルネッサンス様式が基調ですが、辰野金吾のフリークラシックのスタイルが加わっています。
辰野金吾は東京駅の設計で有名で、同じような雰囲気を持ち合わせています。
 
 

180118-k04.jpg

その他にも市役所だったり、


180118-k05.jpg

シーザー・ペリの美術館(シーザー・ペリはクアラルンプールのペトロナスツインタワーで有名です)があったりして、これらは基本的にボリュームは抑えられています。それによって建築と人との距離感も近づきます。
 
 
島という立地によって周辺から切り離されたこれらの文化的軸線は、都市の表情をより豊かにするものだと思います。

今現在、この島には直線的に植樹がされていて、今後も継続して植樹されていくので、ますます憩いの場と化していき、散策するのが楽しくなりそうです。


やっぱり建築は一つで存在するよりプログラムが相互に影響しあってそれらが同じ方向性を持つとより魅力的になるものだと感じました。
 

おわり 
 
 
 
 
 

ハスカーサの展示場や施工実例もぜひご覧ください。

ハスカーサの施工実例ページ 

ハスカーサの展示場

 

 

今ならWEBから来場予約で2,000円分のプレゼント進呈中   

   (2018/4/20までの期間限定です)

 


  

 

 

ブログ村に登録しています。クリックするだけですので、ランキングクリックのご協力をお願いします。

にほんブログ村 住まいブログ プロバンス風住宅へ

2018年05月21日

建築散策 ~水御堂~

こんにちは。設計の小林です。


今回は建築プログラム、それがどういう建築でどう作るのか、ということを一つの建築を題材にして書こうと思います。


そのことを追求した建築の回答として、個人的にいいなと思うのが、淡路島にある本福寺の水御堂です。


180508-1.jpg


先に中の回廊の写真を載せます。

一般的にイメージする寺と違うのは、第一に構造かもしれません。木造ではなくて、ここではコンクリートが使われています。


この寺を作る時に求められたのは、近年の参拝者離れをどう解決するか、この寺に来たくなるような何かが必要で、その一つはこのひんやりとして静まっていて、世俗とは切り離された空間を作ることでした。

あとはそこに至るまで、その瞬間をどう作るかです。

点々と民家が畑の中に立ち並ぶところを進み、敷地に入ると寺が現れます。


180508-2.jpg
 
 
ただ、ここは先ほどのコンクリートの建築ではありません。

さらに奥に進んだ先に本堂はあります。


180508-3.jpg


進んでみると、壁によって視界が制限されたアプローチで、先に何があるか分からないことが、緊張感を生み出します。


180508-4.jpg


目的までの長いアプローチは気持ちの切り替えにはうってつけだと思います。

住宅だったら玄関は必ずしも道路に近いとか、面していなくてはならないとかではなくて、奥にあるからこそ、住宅が立ち並ぶ中でも、物理的な低密度は様々な余地を孕んでいて、通ることにも価値が生まれたりするものなのではないかと思います。

そして、壁の間を縫って、開けた場所に出ると、一気に開放的な、余念が払われるような景色が現れます。



180508-5.jpg


蓮池の中央に階段があり、それを下っていくと最初に乗せた写真のような場所にたどり着きます。


180508-6.jpg


この寺は地中に埋まっているかのように見えますが、実際はここまで登ってきた分、周囲の敷地から見ると、地上にあることが分かります。


180508-7.jpg


ここは辺鄙な場所ですが、それでもまた来たいと思わせるような、気持ちの良さがありました。

蓮という仏教を象徴する有機的なものを使って、普遍性の中に内向的な力と時間を生み出す、それを建築で表現して伝えているものであると感じました。
 

 

 


今ならWEBから来場予約で

商品券2,000円分をプレゼント!  

  (2018/6/20までの期間限定です) 

   

ハスカーサの展示場や施工実例も
ぜひご覧ください。

 

Blog_HP_15-1jiturei_button.jpg

   

   

展示場/ショールーム     STAFF BLOG      Blog_HaS_14-rogo.jpg

 


ブログ村に登録しています。クリックするだけですので、ランキングクリックのご協力をお願いします。

 

にほんブログ村 住まいブログ プロバンス風住宅へ

 

資料請求 施工ギャラリー お客様の声 商品ラインナップ 展示場・ショールーム
にほんブログ村 住まいブログ 輸入住宅(業者)へ
エコ住宅 ブログランキングへ
応援クリック ↑ をお願いします
  

2019年06月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

カテゴリー