こんにちは、インテリアコーディネーターの福田です。
突然ですが、家は完成した瞬間が1番と思っていませんか?
私は、そうは思いません。家も私たちと同じ生き物です。
私たちが日々年をとっていくのと同じように家も日々年をとっていくのです。
無垢の床材など、特に住まい手の過ごし方によって変化が異なってきます。大切に毎日使用していても、気候や湿気などの環境によって木がそってきたり、色むらが出ることもあるかもしれません。
それを、家族の成長とともに一緒に過ごしてきた家として、プラスにとらえられるかどうかで、素材の変化も楽しめるようになってくると思います。
この「経年変化」の持つ美しさや味わい深さを教えてくれたのは、私が会社に入社して最初の上司でした。
入社してから多くの完成現場を見てきました。完成現場は、当然ながら生活感もなく、建物がきれいに出来上がっているまででした。
そんな中、お客様がご入居されて1年以上経ったお宅へ訪問しインタビューをするという企画がありました。
そこは分譲地でしたが、完成してから1年経っている姿、景色を見てとても居心地の良い世界が作り上げられていることにびっくりしました。
お客様はご近所さんとバーベキューをされていたり、家の周りの植栽も完成当初より立派に育ち、お手入れされているご様子も伝わってきました。
お家の中には、お客様のこだわりのある家具や小物が置かれ、建物を作った設計者の意図をはるかに超えて、そのお客様ならではの新しい空間の使い方もされていることが、面白く、嬉しくなりました。
例えばそのお宅は、階段下収納があり、小さいお子様のおもちゃを収納する空間として考えて作られていましたが、実際その空間は、収納だけではなくお子様の秘密基地(お子様の小部屋)として使用されていたのです。
リビングからすぐ目の届く場所にあり、奥様も安心な上、お子様も自分だけの空間にとても満足されているようでした。
家づくりには、様々な素材が使用されていてそれぞれに特徴があり長所もあれば、もちろん短所もあります。
それは、人間も同じです。
良い面も悪い面も一緒に生活をしている家族だからこそ感じられるものです。それには、きっと愛着がわいてくるはずです。長く大切に暮らす家は、家族の一員です。
手(愛情)のかけ方は、お客様それぞれです。
お引き渡し後も、お客様のご家族と共に成長し変化していく家を楽しみながらどんどん愛着のわく、あなただけの家へと進化させてください。
完成した時よりも、もっと素敵な家になるはずです。



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