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2017年08月 アーカイブ

2017年08月07日

地元の建築探訪~『石の美術館』編~

設計の加賀です。
 
前回までDIYを紹介しましたが、ブログのペースに追い付かなくなりましたので、今回はブレイクタイムということでGWに実家に帰省した際に訪れた『石の美術館』についてお話ししたいと思います。
 
『石の美術館』は栃木県の那須にあります。

戦前からある石蔵に新たに建物を付け加えてできた美術館であります。
設計は新国立競技場の設計を手掛けた隈研吾氏であります。
地元にありながら、なかなか行く機会がなかったのですが、ふとこの建物が頭に思い浮かび拝見させていただく運びとなりました。
 
 
こちらが外観になります。
 

170721-1.jpg
 
 
既存の石蔵とその裏に新設された組積造の建物を確認することができます。地元の芦野石を利用して建てられています。地元の天然石材を活用しており、まわりの景観を乱すことなく落ち着きのあるたたずまいもさることながら、周りの水面が癒しの空間を醸し出しています。さすが隈先生という第一印象を受けました。
 
 

建物内の展示室ですが、撮影の許可をもらってないため写真がありません。残念です。
 
展示室ですが、壁面の石材の間に白大理石が配置されており、そこから外の自然光が透けて差し込み、何とも言えない幻想的な雰囲気を醸し出していました。
 
 
170721-2.jpg  【白大理石 イメージ写真】
 
 
ふとみあげると天井は構造材が剝き出しのままになっています。
 
職業柄なじみのある材で、TJIという横架材とその上にOSBの構造用面材が貼られていました。かなり限られた予算で建てられたそうなので、このようなところでコストダウンをはかっていたのかなと勝手に思いました。
 
 
続いて、まわりに石の格子が並んでいる茶室がありました。この格子は屋根面に固定されていましたが、どのように固定しているのか何とも不思議で、面白い空間でした。
 
 
その他にいくつかギャラリーがあるのですが、最後に紹介するのは、隈先生の設計ギャラリーです。その中で私の胸に突き刺さった印象的な隈先生の言葉がありましたので、一部お話します。
 
 
<うちのダメ所員達に石の美術館の話をよくする。ダメ所員はなんでも人のせいにする所員である。
「クライアントのセンスが悪い。クライアントに金がない。自分だけが予算のない、つまらない小さな仕事を振り当てられる」と嘆く所員である。
建築家に最も必要な資質は「人のせいにしない」という資質であると、僕は考えている。なぜなら建築の設計のときに…。>

 
と続きます。このあと核心を突いた隈先生の名言が続くのですが、詳しくは現地に確認してみて当時の設計の思いを共感できれば幸いです。
 
 
 

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2017年08月11日

別視点 京都巡り

こんにちは。設計の浅井です。
 
 
今回は京都のご案内です。

 
と言っても、日本の誇るスーパー観光地な訳ですから、多くの方が行ったことがあるでしょうし、今更、私が紹介しなくても皆さんご存じでしょう。
  
 
清水寺・龍安寺・鹿苑寺(金閣)・慈照寺(銀閣)三十三間堂・伏見稲荷・嵐山などなどメジャーなスポットは大体訪れちゃって、他になんかないかな?とお考えに皆さんに、ガイドブックに載ってはいるものの居並ぶスーパーエースの陰に隠れ見落とされがちですが、一見の価値のあるスポットをご紹介します。
 
 
題して
 
 「私的!別視点京都巡り」
 
でございます。


 
 
河井寛次郎記念館
 
京都市東山区五条坂鐘鋳町569
 

陶芸家・河井寛次郎の記念館として一般公開されています。
 

170810-01.jpg


河井寛次郎は大正から昭和にかけて京都を拠点に活躍し、柳宗悦らの民藝運動の一翼を担った陶芸作家です。
 
陶芸のほか、 彫刻、デザイン、書、詩、詞、随筆などの分野でも優れた作品を残しているのですが、人からの評価を良しとしなかったため文化勲章・人間国宝のオファーも辞退し無位無冠を貫いた陶工です。
 
知人が半ば強引に寛次郎の作品を出品した1957年のミラノ・トリエンナーレでは、いきなり、国際工芸展グランプリを受賞してしまうぐらいのすごい人です。

で、その寛次郎が自ら設計を手がけた宅兼仕事場がこの河井寛次郎記念館です。
かつての工房には、彼の作品も展示されています。

170810-02.jpg

中でも圧巻は「登り窯」と呼ばれる巨大な窯。

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階段状に造られた巨大な窯です。

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窯の前には中庭もあります。
寛次郎が仲間や弟子たちとここで創作活動を行っていた頃が忍ばれます。

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町中ではありますが洛内の割と隅っこに位置することと、古都の中では比較的新しい建物なのであまり目立っていないですが、表通りから一歩入ると広がる落ち着いた制作スペースの雰囲気のギャップは寺社仏閣とはまた違った魅力があります。洛内の東の方に行かれた際には是非、脚をのばして寄っていただきたいスポットです。
 
 
 

大河内山荘庭園
 
京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町8
 

皆さんご存じ嵐山の竹林…

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この竹林を抜けた一番奥にあるのが「大河内山荘庭園」です。

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この庭園は昭和初期の俳優大河内傳次郎が別荘として造営した回遊式庭園です。
1931年に造られたものですから、こちらも大先輩居並ぶ京都の中では新しいスポットです。
しかしこの庭園、大先輩方に負けない大変魅力的なお庭です。

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巧みに計算された園内の遠路を歩いていると、市街を一望できる視点場があるかと思えば…

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急に視線が閉ざされ園路を囲む草花や飛び石の設えに視線が移り…

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また、遠景を望む視点場が現れたり…

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周囲からは隔絶されてた小さな「溜まり」が現れたりするのです。

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と、このように様々なシーンが織り込まれた園路を散策していると2万平米メートルという広さ以上の広がりを感じさせます。

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時代劇で一時代を築いた俳優が財産と30年の歳月をつぎ込んで造った別荘は世界遺産級のスポットにも負けない庭園となりました。
嵐山にいったら竹林で引き返さずに是非、寄ってみてください。


 
今回、紹介した2カ所は歴史の街京都にありながらも、組織でなく「個人の思い」が結実した空間です。個性的でありかつ古都の雰囲気にもマッチした、いわば「奇跡の空間」でもあります。

 
「個人の思いの結実」といえば、私たちが提供する住宅も住まい手の思いがあってこそです。
 
 
皆さんの思いを是非おしえてくださいね!

 

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2017年08月21日

【完成現場紹介】M様邸 ~シンプル+本格和室のある家~

朝夕はいくらか凌ぎやすくなってきましたが、皆様お元気でしょうか?
設計の竹島でございます。


今回ご紹介したいお宅は「シンプルモダン+本格和室のある家」でございます。

ご要望としては、
 
・テレビとソファーが適度に置けて、畳コーナーもリビングの一部に設置したい。ダイニングは大きめなテーブルをおきたい。
・収納を大きく取りたい。子供部屋は3部屋ほしい。
・家の中は和風の感じを出したい。(ご主人様)

ロケーションとしては、南道路で間口が広い、北側には水路があり比較的明るさも取れる敷地でした。

まず、外観をご覧いただきたいと思います。
 

170822-03.jpg

 
シンプルかつ渋めをコンセプトにすっきり仕上げました。
片流れ屋根が印象的です、太陽光もつんでいます。


玄関は写真がありませんが、路地にいるような感じで縦に長く土間部分を作り、その奥にシューズクロークを設けました。一部にアクセントクロスで変化を出し、窓を低めにつけることで窓台を横長のニッチに見えるようにしました。
 
 

170822-01.jpg

ダイニングとキッチンは北側に位置していますが、明るい空間になっています。床はカバの無垢材をつかっています。この表情、たまりません。

リビング階段になっていますが、冷暖房の効率を考えて引き戸を採用しています。


170822-02.jpg

リビングはテレビを置く壁面にアクセントをつけて特別感を演出しています。
 
 
如何でしたでしょうか?

どうしたら広く見え使い勝手が良くなるか、をコンセプトにしました。
本格的な畳コーナーのご紹介は後日にさせて頂きます。

 
プランでしっくり来ていない方や何かプランに対して違和感のあるお客様がいらっしゃったら、是非お声掛け下さい。
色々な提案ができると思います。

今後とも HaScasa(ハスカーサ)を宜しくお願いします。


 
 
 

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2017年08月26日

【完成現場紹介】M様邸 ~床の間デザイン~

皆さん、こんにちは。
設計の青木です。

今回は、8月初めにお引渡しをさせていただいたM様邸の一部をご紹介させていただきます。
 
建物の概要をお話ししますと、南西道路に面した敷地に建つ2階建です。1階は、LDK+タタミコーナーとトイレ、シューズクロークで、2階に洗面所・浴室の水回りとご家族皆様の個室があり、中2階収納の上にまた個室があります。
 
竹島さんのデザインで、詳しいことは前回の竹島さんのブログを見ていただいたらと思います。
 
 
私は、その一部のタタミコーナーのデザインをさせていただいたので、そのご紹介です。
M様のご主人が和室にこだわりをお持ちでしたので、私の出番となったような次第です。
 
タタミコーナーの概略は、既に竹島さんがご要望をお聞きしていたので、私は、床の間のデザインのみさせていただきました。
ご要望をお伺いし、そのイメージを手書きのパースにしてみました。

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建物のプラン上、床の間とその左の吊押入れの奥行が60cmのため、床の間は畳との段差を付けず、奥行感を出し、吊押入れの高さは、高からず低からずの畳面から約60cmにしました。
 

170822-a01.jpg

 
床柱は、花梨の4寸角(120mm角)で集成材の厚貼りを用いました。花梨を選んだのは、重みを持たせつつ、それで黒檀のような重厚さは出したくなかったためです。
 
床の間上部は通常水平に下がり壁を作り、落とし掛けと呼ぶ材料を入れますが、それだと重くなる感じになってしまうので、あえて落とし掛けを使わず、アーチの下がり壁を取り入れました。奥の壁には、掛け軸が下げられるよう、無双という材料を用いています。
 
また、床の間の天井には掛け軸を照らすようにダウンライトがあり、吊押入れの下のところにも照明を入れ、演出しています。
 
この照明と色合いは、ご主人とコーディネーターさんとの打合せで選ばれています。
 
とても素敵な演出だと思います。
あとは、実際の写真を見て感じていただければと思います。
 

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170822-a03.jpg

 
皆さん、いかがでしたでしょうか。
私としては、久しぶりに床柱を使わさせていただき、とても嬉しい限りです。

ご協力いただいたM様ご家族の皆様には、感謝申し上げます。

それでは、またお会いしましょう。 



 
 

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