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2018年02月 アーカイブ

2018年02月04日

バルセロナ・パビリオン

設計担当の浅井でございます。

突然ですが、我らがポラスグループの本社、南越谷駅近くにあるポラス本社ビルをご紹介します。
 
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入り口を入りますと…、
 
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トラバーチンという石灰質沈殿石の壁仕上げのエントランスホールには…、
 
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バルセロナチェアと呼ばれる美しいX状の脚を持つイスが置いてあります。
 
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ポラス本社ビルですが、その中身は総務や人事などグループの中枢的機能を担っており、住宅をご検討のお客様にはあまり接点のない施設であります。
 
住宅をご検討の際にはポラス本社より徒歩2分ぐらいの距離にあります、HaScasa新越谷展示場「LecheMykonos」へお越しくださいね!
 
 
トラバーチンとバルセロナチェア…。
ということで、何をお話ししたいのかと申しますと、中途採用で入社した私が初めてこのエントランスホールを訪ねた際に「ある施設」を連想しました。その「施設」とは…、

こちらです!
 
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写真は「バルセロナ・パビリオン」です。
1929年にスペイン・バルセロナで開催された万国博覧会に出展するドイツ館として建設されました。
 
現在も当時と同じ場所に建っており、一般に公開されていますが、実は万博終了時に一度解体されたものを、1986年に復元したものです。

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薄い水平屋根のラインが強調された大変美しい建築です。
 
設計者は近代建築三大巨匠の一人の、ミース・ファン・デル・ローエ(独1886-1969)。
 
ちなみに三大巨匠の残りの二人は、上野にある国立西洋美術館の“ル・コルビュジェ(仏)”と、旧帝国ホテル(現在は愛知県の明治村に一部を移築)の“フランク・ロイド・ライト(米)”です。
 

この「バルセルナ・パビリオン」は、パリ郊外ポワシーにある「サヴォア邸(1931年;ル・コルビュジェ)」以前このblogで多田が紹介していましたと、米ペンシルバニア州にある「落水荘(1935年;F.L.ライト)」とならんで、「モダニズム世界三大聖地」とされています。(諸説あります)
 
ミース43歳の時の作品ですから比較的初期の作品と言うことになります。

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トラバーチン仕上げの階段を上ると、

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同じくトラバーチン仕上げの床の中庭には水盤が称えられています。

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振り返ると緑色テニアン大理石の壁の前にエントランスのガラスドアがあります。
この大理石の壁は竣工当時は左官仕上げだったのですが、ミースは大理石にしたかったようで、復元の際にその意思は叶えられました。

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パビリオンとの名前はついていますが、実際には展示館ではなく万博開催時にスペイン国王夫妻を招いたセレモニー(調印式)を行うための施設だったため、内部に複雑な機能はありません。これがこの建築空間が研ぎ澄まされたように美しい要因の一つです。

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象徴的な赤い壁は全面オニキス(!)で作られています。
調達の最も難しかった材料だそうです。

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冒頭でも紹介したバルセロナチェアは、ミースがこのパビリオンのためにデザインしたものです。が、実際には完成が間に合わずセレモニーには使われなかったそうです。
 
この角度で見るとX状の脚が大変美しくみえます。
奥にある背もたれのないオットマンタイプのイスも同時にデザインされました。これらイスは今でも購入することが可能です。

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施設の一番奥には、テニアン大理石に囲まれた水盤と彫刻家コルベによる裸婦像が置かれています。

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「やだ、日焼けしちゃう!」

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薄く美しい水平屋根は十字型断面の8本の柱で支えられています。
柱には鏡面加工が施されており、存在感が出ないような処理が施されています。

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壁や床など建物の大部分には、前述のトラバーチンが使われています。

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トラバーチンは鍾乳石のような石材なので、写真のようにところどころに「孔」が開いています。これが美しい縞模様を構成する要素にもなっています。

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薄い板状の屋根を同じく薄い板状の壁で受け止めるような構成は、「ディ・スティール」という芸術運動の影響が考えられます。

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裏面にはちょっとした庭園も設えられています。
美しい建築は裏側も美しいのです。

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施設内には売店も併設されており、パビリオンやミースに関する資料が扱われています。

特筆すべきはこのシャープで斬新なデザインの建築が今から約90年前の1929年に竣工している点です。
 
日本において現存する同じ年に竣工した建築物はというと、日比谷公会堂や駐日イギリス大使館です。20世紀の初頭とはいえ世界的にもまだまだ古典主義的意匠の建築が主流の時代でした。
その時代においてこのような先進的な建築物の登場は新しい時代の幕開けを指し示すものでした。
 
「Less is more.」(より少ないことは、より豊かなこと)とは、ミースの残した言葉ですが、近代から現代に至る建築物の基本コンセプトの一つになっています。
19世紀までの工芸的な建築物から20世紀の工業化された建築物において、無駄を省いた合理的なデザインの未来を指し示しました。
 
現在の鉄とガラスで作られた建築物の多くはミースの影響を受けていると言っても過言ではありません。
しかし、あまりにもストイックで美し過ぎる合理的デザインは、逆にそのまま量産するには不向きであったとも言われています。
もしミースがいなければ、世界の建物は経済性と性能だけが優先された、もっと無骨なものになっていたかもしれません。
 
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ところで、バルセロナと言えば、有名な「あの」建築物がありますが、それはまた別の機会にご紹介いたしますね!
 
 
 
 
 

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2018年02月12日

【完成現場紹介】A様邸 ~Leche~

皆様 如何お過ごしでしょうか?

HaScasa設計の竹島でございます。

 
今回はHaScasaのフラッグシップともいえる「Leche(レチェ)」をご紹介します。
 

まずは外観でございますが、
 
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やはり真っ白な漆喰がとても綺麗に仕上がっています。
 
 
この外観写真ではわかりづらいですが「ウェーブ仕上げ」というオリジナル左官仕上げになっています。
 
とても柔らかいウェーブがかかっていて見ているだけで、気持ちが落ち着きます。
 
 
また建物の角にはアール加工を施してありますので、一見シンプルモダンっぽいですが、そこまで尖っていないので可愛らしい感じに仕上がっています。
 
 
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よく外観の好みが奥様とご主人様の意見が分かれますが、この外観ですとシンプルで可愛らしいので2人とも気に入っていただけます。

窓上の瓦庇もアクセントになっていますね。

 
門柱も角をアールにして柔らかい感じをだしています。

 
 
 
 
玄関はいってすぐ横にロッカー(よく言われるのはシューズクロークとか土間収納)があります。
 
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息子さん3人が野球をやっていますので一人一人の個別の野球道具やグッツが置けるようにしました。(イメージはメジャーリーグのロッカー)
 
物が入っていない為、雰囲気が出ていないのが残念です。

 
 
 
洗面台も練習から帰ってきてすぐに洗ったり、又時間がかさなりあうので2ボールの洗面台を採用しました。
 

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この商品はカウンターや洗面ボールを別々に選べるのでとても汎用性がありお勧めです。

 
 
 
 
1階が大きなお家は廊下が家の真ん中に来てしまいとても暗くなりがちです。いつも照明をつけている。とよく聞きます。
 
 
今回のお家も廊下が真ん中に来ていた為、廊下の上部を吹き抜けとし、上から光を取り込む事で暗いイメージを払拭できたと思います。
 
 
また玄関から真っ正面に廊下がある為玄関ホールも明るくなりました。
 
 
床材は無垢の床を採用しています。(ナラ材)
 
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その他ご紹介したいところはマダマダありますが、次回のお楽しみと言う事で、、、、、

 
また色々な物件ご紹介したいと思っています。

 
それでは皆様、ごきげんよう。
 
 
 
 

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2018年02月26日

コルビュジェを訪ねて②

こんにちは  
設計の多田です。  
 
今回は前回に引き続き、コルビュジェ建築探訪をお送りしたいと思います。 
 
 
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今回ご紹介するのは、コルビュジェ後期の代表作と評される「ラ・トゥーレット修道院」です。 
 
南仏リヨンの郊外、ラルブレルという街にあるこの建物は、丘の斜面に沿うように建ちながら非常に力強い印象を与えます。
 
この建物も、コルビュジェが唱えた近代建築の五原則「ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面」を盛り込んだ魅力ある建物です。 
 
 
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(このようなのどかな街の丘の上に佇んでいます...) 
 
 
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荒々しく力強い壁とすっと揃った水平連続窓の対比が美しいです。
 
 
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丘の斜面に柱をたたせたピロティはとても力強く重厚感があります。
また、「ラ・トゥーレット修道院」の設計には、後に作曲家として名を馳せるヤニス・クセナキスが参加しており、デザインに音楽的な要素が取り入れられていることでも有名です。
 
 
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それが、こちら。
様々なサイズが入り混じった窓枠が見えるかと思います。
 
これは「オンデュラトワール(波動式)」と称されており、修道院の回廊の窓はこのデザインによってつくられています。これにより単調な廊下にリズムが加わり、非常に美しい空間が生まれています。

その他にも 
 
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このような荘厳な教会堂や 
 
 
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彫刻的な美しい雨樋など見どころいっぱいです。 


お決まりですが、建築は実際に行って見て体験してこそです。 
お近くにお越しの際はぜひ足をのばしてみてください。 

 
 
 

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