2022年 グッドデザイン賞受賞
「 囲居のある家 」
船橋展示場
扉のない大きなワンルーム空間
視覚的にシンプルな設計
目線の抜けを意識した間取りと窓位置
内側を緩やかに繋ぐ壁開口とテラス
好きなときに、
好きな場所で、
好きなことができる家。
conceptコンセプト
窓から見える風景や、居方( 立つ、座る、寝転がる)による目線のずれからできる距離感を住まい手の取り巻く囲いと捉え、窓のサイズや配置、床のレベル差を丁寧に計画することで、住まいの中に様々な個性の違う特別な居場所を発見できる『囲居(かこい)』をデザインする。
pointデザインのポイント
風景を取り込む際のフレームとなる窓周りの詳細は丁寧に、空調設備吹き出し口なども目立たせぬよう配慮し、視覚的になるべくシンプルに風景だけが見えるよう設計した。
床に無垢材を使い、階段はスチールを使うなど、経年変化を楽しみつつメンテナンスもしやすい、持続可能な住まいを目指している。
窓
線の抜けを意識した大小の窓が、場所やふるまいによって変わる風景を見せ、場所場所の個性を生む
ずれ
室内外の床の高低差によって生まれる目線のずれが適度な距離感を生み、緩やかにプライベート空間を作り出す
空間
扉のない大きなワンルーム空間とし、好きな場所で好きなことをできる、居場所を自由に選べるプラン
■敷地面積 | 265.90㎡ |
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■用途地域 | 準住居地域、第一種低層住居専用地域 |
■建築面積 | 62.77㎡ |
■1階面積 | 59.38㎡ |
■2階面積 | 49.88㎡ |
■延床面積 | 109.26㎡ |
■構造 | 木造枠組壁工法(2×6)、省令準耐火構造、耐震等級3 |
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■階数 | 地上2階建て |
■建蔽率 | 54.82% |
■容積率 | 168.94% |
■ブランド名 | HaScasa |
■商品名 | Graxyz |
evaluation審査員評価
昨今の住まい方の多様化やコロナ禍における家に対する意識の変化を、家の設計に取り込み、具現化しようとする意欲作であり、家族のつながりと一人ひとりの個別性を両立しようとする姿勢に審査でも注目が集まった。
目線の抜けとズレが重要であろうというビジョンを立て、視界を拡張するような開口部の配置の操作、及び、空間に置かれる家具を含めた居場所の高さの操作により、効果的に実現している。
2階にはバルコニーを家の中心に設けることで、外部を巻き込んだ広がりを感じさせる住空間となっている
designerデザイナー紹介
小杉 正信一級建築士
毎日が安心・快適に過ごせること。
特別過ぎず、普通にちょうどいいこと。今住まいに求められているのは普遍的な居心地の良さの追及とともに、昨今の家族や生活スタイルの多様化へ対応できるかということ。
コロナ感染拡大による在宅時間の大幅増加で「つながり」と同時に「1人になれる場所や時間の確保」の重要性、その両立できる住まいの必要性、が浮き彫りとなった。
私たちはその両立をしつつ、豊かさや幸せを感じられる日常を過ごせる住まいづくりにめざし、この『囲居のある家』を計画した。
works小杉正信担当の
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