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家づくりコラムblog

化粧梁のメリットデメリットを知って、上手に採用を

建築デザイン 設計・間取り

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こんにちは。

ハスカーサ スタッフです。
今日は、天井のデザインについてお話しします。
高い天井に梁が見えている空間、ご覧になったことありますか?
梁をあらわしにする、という言い方をしますが、開放感ある空間によいアクセントになってとても素敵です。
本来は構造体の梁を見せるものですが、最近は装飾として使う「化粧梁」というものもあります。
今日は、そんな化粧梁のメリットや注意点、採用する時の注意点などをお伝えします。

目次

化粧梁は、あらわし梁から生まれた装飾

そもそも「梁」とは?

「梁」とは、柱の上に横に渡してある構造材のことです。2階の床や屋根を支えるための部材のひとつですね。
普通は天井の中に隠れて見えない部材ですが、これをあえて見えるように仕上げたのが「あらわし梁」と言います。

梁を見せる3つの理由

どうして梁を見せるの?と不思議に思うかもしれません。
その理由は、主に3つあります。

・階高を変えず、天井を高くできる

・木の温かみ、力強さが感じられる

・梁がアクセントになって、おしゃれ!

開放感がほしいからと天井を高くする場合は、階高を上げます。しかし、それでは階段が長くなり家全体の高さも上がってしまう。そこで、天井の中に隠れてしまう梁を見せて、梁の上に天井を張れば、階高はそのままに天井を高くすることができます。
あらわしになった梁は、木の温かみを感じさせ、構造の力強さをダイレクトに伝えてくれます。安心感を覚える方も多いです。
また、化粧梁があることで、天井面に凹凸ができ奥行きが生まれ、これがよいアクセントに。普通はクロスや木材で仕上げるだけの天井ですが、ぐっとおしゃれになりますね。
あらわし梁は構造体を見せたものなので、どこでも好きにつけられるわけではないため、本数や太さを選ぶこともできないという特徴もあげられます。

化粧梁は装飾のための梁

そこで生まれたのが「化粧梁」です。
構造的には必要ない場所に、あえて装飾のためにつける梁で、「見せ梁」とも呼ばれます。
あらわし梁には、

・構造体を見せた梁

・構造的には必要ない装飾のための梁

の2つがあり、装飾のための梁が「化粧梁」と呼ばれているというわけですね。

化粧梁のメリットは3つ

化粧梁を採用する主なメリットは、次の3つです。

梁の位置や間隔の自由度があがる

構造と関係ないので、梁の位置や間隔が自由になります。リビングの中心に合わせて配置したり、本数を増やして密に入れたりすることもできますね。
また、中を空洞にして配線スペースに使うということまで可能。
自由度がアップすることで、インテリア重視で設置できるようになります。

構造の種類を選ばない

梁の部材が出てくるのは、木造でも軸組在来工法の場合です。例えば2×4ではあらわし梁として使えるような部材は出てきません。もちろん、鉄骨造でも木でできた梁は使いませんよね。
でも、化粧梁なら構造を選びません。インテリア重視であらわし梁を取り入れたいなら、化粧梁が向いていますね。

省令準耐火構造としやすい

省令準耐火構造は聞き慣れない言葉かもしれませんが、火災保険の等級を示す言葉です。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べて燃えやすい木造は、等級が一番低く、保険料も最も高くなります。
しかし、万が一の火災でもすぐに燃えない工夫がされていれば、省令準耐火構造とみなされ、少し保険料が安くなります。
構造としての梁を見せる場合、省令準耐火構造とするには、燃えてもすぐに崩れないように太さなどの規定を満たさなければなりません。
でも、化粧梁なら構造とは無関係のため、その点を気にする必要はなくなります。

化粧梁を使う時の3つの注意点

化粧梁を使う場合は、次の点にも注意しておきましょう。

防音性、断熱性が下がる

1階リビングの天井に化粧梁を使う場合、1階と2階の間が狭くなります。この空間には断熱材が入りますが、空間がせまくなることで断熱材の量が減ります。
結果的に、防音性、断熱性が下がることに。2階の音が気になる場合もあるかもしれません。
また、断熱性が下がることによって、本来なら申請できていたZEHなどの補助金の基準を満たさなくなる場合もあります。
この辺りは、設計者との相談になるので、補助金を前提としている場合は注意がいりますね。

空調機器は、空間の広さに合わせる

天井高が上がる分、室内の空気の量が増えます。そのため、室内の床面積でエアコンを選んでいると、十分に効かないと感じることがあるかもしれません。
機能に余裕を持った空調機器を選んでおく方が、無難だと思います。

照明は、梁に合わせて選ぶ

化粧梁をつけることで、天井に凹凸ができます。
梁の間隔がせまい場合は、天井付けのシーリングライトが付けにくい場合も考えられます。
そのため、化粧梁を採用した部屋では、ダウンライトやダクトレールなどの照明を採用することが多いです。
梁の凹凸を強調し、おしゃれに見せるために、間接照明をつけることもあります。
梁をいかす照明計画を、設計者と一緒に考えたいですね。

まとめ

高い天井に梁を見せた空間は、とても素敵ですよね。
本来は構造体を見せるものでしたが、構造と無関係の化粧梁なら、自由度の高い空間作りができます。
メリットデメリットを知って、効果的に取り入れていきたいですね。

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