中庭・パティオのある家の魅力と自然を感じる暮らしの事例紹介
庭でBBQや水遊びなどを楽しみたいけれど、住宅街に暮らしているとご近所からの視線が気になるもの。
そんなときにおすすめなのが、中庭・パティオのある家です。プライベートな空間を保ちながら、屋外空間を思う存分楽しめます。今回は、中庭・パティオのある家の魅力と事例をご紹介します。
目次
「中庭・パティオのある家」の魅力
パティオとは、スペイン語で中庭や裏庭のこと。スペイン南部などの暑い地域で、涼しさを求めて井戸や噴水を設置し、周りを草花やタイルで装飾したのが始まりだといわれています。
基本的には壁や柱に囲まれた屋外空間を指しますが、タイルなどを敷き詰め、噴水や草花で美しくデザインしたヨーロッパ調の中庭をパティオと呼ぶことも。そんな自然を感じながら暮らせる中庭・パティオのある家には、たくさんの魅力がつまっているのでいくつかご紹介します。
・プライバシーを確保できる
壁や植栽のあるパティオなら、前面道路や隣家からの視線が気になりません。プライバシーを確保しながら自由に過ごせて開放感が味わえるでしょう。視線だけでなく、外部の音もある程度防げるので心地よい環境が実現します。
・暮らしに潤いを与える
パティオはガーデニングや読書など、自分なりの癒し空間として利用できます。気軽に外でリラックスできる場所があると、日々の暮らしに潤いを与えてくれるはずです。週末はみんなが集まってBBQをするなど、家族や友人とのコミュニケーションの場としても使えます。
・光や風を取り込みやすい
家の中心にパティオを作ることで、室内に光や風をとりこみやすくなるのも魅力のひとつ。北側の部屋の暗さが懸念されるとき、パティオを設ければ南向きの面が生まれて光を取り込みやすくなります。日当たりや風通しが良くなることで、カビや結露の発生も防げるでしょう。
・子どもが安全に遊べる
壁に囲まれたパティオは、お子様が道路へ飛び出しにくいのもメリット。室内で家事をしながら、パティオで遊ぶお子様を見守ることもできます。
「中庭・パティオのある家」での注意点
中庭・パティオのある家は非常に魅力的ですが、注意しておきたい点もあります。前もって知っておけば失敗を防げるので、しっかりと把握しておきましょう。
・排水機能を備えておく
建物に囲われたパティオでは、大雨の時などに水がたまりやすいので注意。水たまりが長時間残っていると、湿気により虫やカビも発生しやすくなります。排水溝に向かって緩やかな勾配を設けるなど、雨水がスムーズに流れるよう対策しましょう。枯葉などで排水が詰まってしまわないよう、定期的なお掃除も必要です。
・断熱効果が低くなる可能性
窓は家の中で最も熱の出入りが多い場所。パティオを設けることで窓の面が多くなり、外から暑さや寒さが伝わりやすくなる可能性もあります。エアコンが効きづらくなると光熱費が高くなるため、断熱性能の高いサッシやガラスを選ぶことも大切です。
「中庭・パティオのある家」を施工実例で紹介
これまでハスカーサが施工したお住まいの中で、中庭・パティオのある家づくりに取り組んだ実例をご紹介します。
事例1:家族が集まるプライベートパティオのある家
シンプルな漆喰の外壁に、木製のルーバーやランダムに並べられた小窓が素敵な注文住宅。南西角地で日当たりが抜群に良い一方、周囲からの視線も集まる立地です。家族が集まるリビングとプライベートなお庭を希望され、リビングとつながる中庭を計画しました。
木製ルーバーが個性的な中庭。すべてを壁で囲っていないため、心地よい光と風が入り込みます。程よい開放感がありつつも、しっかりとプライベートが保たれた中庭は、家族が自然と集まる空間になりました。
周りを気にせずに過ごせる中庭は、ホームパーティーやお子様の遊び場など使い方は無限大。リビングと面しているので、お子様の様子を見守りながら家事もできます。
家族が集う憩いの空間。プライベートパティオのある家南西角地で、否応無しに周囲からの視線が集まる立地に建てた注文住宅。
事例2:ミコノス島を感じさせるリゾートライクなパティオのある家
子育てを終えたご夫婦のセカンドライフの場として建てたお住まい。真っ白な漆喰の外壁に鮮やかなブルーのポイントカラーは、美しいエーゲ海に浮かぶミコノス島の集落を感じさせます。南側が道路となっているこの土地ではプライバシー確保が課題でしたが、縦長の窓と中庭で解消しました。
玄関から中庭へと繋がる、フォトジェニックなアプローチ。不規則な石を並べた小道は、ミコノス島の路地裏を歩いているような雰囲気で、リゾート感たっぷりです。
青い空を眺められる中庭には、大きなシンボルツリーを。中庭はリビングからすぐに出られる場所にあり、道路に面した南面に窓を設置しなくても、中庭から光を取り入れられて明るいリビングになります。
パティオ(中庭)のあるリゾートライクな家子供を育て上げたご夫婦のセカンドライフの「ステージ」となる住宅です。
事例3:中庭と図書室があるアートギャラリーのような家
お施主様が描いていた「お家に図書室」を叶えたお住まい。真っ白な外観に、特注色の爽やかなブルーのガレージシャッターをポイントにしました。コの字型の家ならではの中庭は、外との出入りがしやすく利便性にも優れています。
中庭とゆるやかに繋がる図書室。中庭から優しい光が入り込み、本の世界に没頭できる素敵な空間になりました。天気のいい日は中庭に出て読書するのも気持ちよさそうです。
パティオがあるアートギャラリーハウス中庭に面して図書室を設けることで、やわらかい光と爽やかな風を感じつつ、大好きな本の香りに包みこまれる空間が完成しました。
事例4:パティオのある北欧デザインの家
青空に映える真っ白な漆喰の壁に、オレンジのスペイン瓦が印象的な南欧デザインの家。2階のバルコニーには緩やかなアール壁を取り入れて、柔らかい雰囲気をプラスしました。
リビングとダイニングでL字に囲むように配置されたパティオ。残りの2面は壁がないので開放感がありつつも、周囲を木々で覆うことで程よく目隠しができています。石畳のようなタイルにウッドの手すり、個性的なブラケットライトを壁に設置して、スペイン風に空間を彩りました。
中庭と無垢のキッチンがある家ハスカーサの南欧デザイン「LouLou(ルル)」の注文住宅。 南フランスの住宅街をイメージした、青空に映える白壁とオレンジの屋根。
事例5:美しい空が眺められるプライベート感抜群の中庭のある家
道路に面した出入り口が細長く、奥に敷地のある旗竿地に建てられたお住まい。道路から奥まった場所にある旗竿地の特徴を最大限に活かし、プライベート感抜群の中庭を作りました。
壁に囲まれており、周囲の目が全く気にならない中庭。自転車に乗ってのびのびと遊べるほどの広さがあり、お子様が道路に飛び出す心配もありません。
中庭はダイニングにも繋がっており、光や風を取り込む役割も担っています。家事をしながら中庭にも目が届き、安心して遊ばせられる空間です。
壁に囲まれた中庭でも、見上げるとこんなに美しい空を眺められます。
ヒトと光を導く家周囲を家に囲まれた立地ながら、敷地条件を最大限に生かしたプランニングで、明るく開放的な空間を生みだしました。
まとめ
中庭・パティオのある家は、効果的に光と風を取り込んで快適な空間を作り出してくれます。また、プライバシーも確保できるので、遊び場にしたりリラックススペースにしたりと好みに合わせた過ごし方ができるでしょう。
中庭やパティオのある家が気になるという方は、ぜひ一度ハスカーサまでご相談ください。
丁寧なヒアリングを行い、理想の家づくりを形にしていきます。