木と光が織りなす、育みテラスのある家

ルーバーフェンスは、単に外部からの視線を遮るという機能だけでなく、建物全体のファサードデザインにおいて極めて重要な役割を担っています。無機質になりがちなモダンな外観に、自然素材のような温かみと有機的なリズムを加え、建物に深みと品格を与えています。

足元のテクスチャーとレベル差による空間の巧みな分節です。グレー系の落ち着いたタイルで仕上げられた土間スペースは、外部からのアプローチを自然に受け止め、アクティブな利用にも応える耐久性と清掃性を備えています。一段上がった温もりある無垢材のフローリングスペースへと自然に視線が誘導され、その先には洗面とシューズクロークを配置。生活動線上の重要な機能が効率よく配置しました。 壁一面に広がる大きなFIX窓（地窓）は、プライバシーに配慮しつつも安定した自然光を室内にたっぷりと取り込み、空間に明るさと奥行きを与えています。

この大容量シューズクロークは、単に靴を多く収納するためだけのものではありません。ご家族のアクティブなライフスタイルをあらゆる側面からサポートし、日々の外出と帰宅をスムーズかつ快適なものにするために、細部に至るまで計算し尽くして計画しました。

この手洗いスペースは、限られた空間をいかに機能的かつ美しく活用できるかというテーマに対する、私たちの明確な答えです。メインの洗面室とは別に、あるいは家族が外から帰宅してきた時など、日常的に気兼ねなく使えるセカンドシンクとして、ここに独立した手洗い空間を設けました。

大きな窓から差し込む自然光と、天井や壁面を照らす間接照明の巧みな使い方です。これにより、空間全体が明るく、開放感にあふれています。壁面や天井は白を基調とし、凹凸を極力排したミニマルなデザインが採用されています。これは、空間をより広く、スッキリと見せる効果があります。また、テレビボードなども壁面に溶け込むようなデザインで、生活感を隠す工夫が施されています。

リビング、ダイニング、キッチンが一体となったオープンなLDKです。これにより、実際の面積以上の広がりを感じさせ、家族がどこにいても気配を感じられる**「つながり」**のある空間が生まれています。天井に施されたコーブ照明（間接照明）と、均等に配置されたダウンライトが、この空間の質感を高めています。コーブ照明は、天井面に光を反射させることで柔らかな明るさを生み出し、空間に奥行きと落ち着きを与えます。ダウンライトは、必要な箇所を的確に照らし、スッキリとした印象を保ちながら機能的な明るさを確保しています。

このキッチンは、住まいの中心でひときわ存在感を放つ、洗練されたアイランドキッチン。空間の主役となるダークトーンでマットな質感のアイランドカウンターです。重厚感のあるキッチン本体とは対照的に、天井には温かみのある木目が広がり、床材のナチュラルな木の風合いと共に、モダンでありながらも冷たさを感じさせない、絶妙なバランスを生み出しています。

限られた直線的な空間の中に、最高の機能性と静謐なモダンデザインを追求して設計しました。キャビネットとカウンターには、空間全体を引き締める効果のあるダークマットな素材を選定し、これと対比させるように、温もりを感じさせる天然木を天井全面と明るい色調の床材に採用しました。

コの字型間取り中心に設けたウッドデキ 「育（はぐくみ） テラス」 は、 単なる屋外空間でく子どもたちの遊び学は、 単なる屋外空間でく子どもたちの遊び学は、 単なる屋外空間でく子どもたちの遊び学家族のコミュニケーションを育む多機能な場所として設計しました。住まいの異なる領域を分断するのではなく、むしろ内外の境界を曖昧にしながら有機的に結びつける役割を果たすことを意図しています。そのために、大きく開け放てるスライディングガラスドアを採用し、リビング空間がテラスへと自然に連続するように床材も室内と一体感のあるウッドデッキで仕上げました。