Wビルトインガレージの3階建て

住宅が建つのは、街中にある約35坪の狭小地。 綿密な計算によって、並列で停められる車2台のビルトインガレージと開放的なプランニングを実現しました。 スクエアを多用した、モダンアートのような外観も魅力的です。

2つ目のご要望「スキップフロア」は、ダイニングの近くにつくりました。 立体的な空間設計は、壁や建具を使わず「視線の高さ」で空間を仕切ることができます。 他にも、キッチンは白を基調とし清潔感たっぷりに仕上げる、ダイニングの天井にはアクセントクロスを貼って落ち着いた印象に仕上げるなど、内装にこだわって自然と空間をゾーニングしました。

3つ目のご要望である、「大きな吹き抜けのある明るいリビング」。 リビングの大きな窓はウッドデッキに続いています。 窓をフルオープンにすれば、リビングとひと続きになってさらに開放感アップ！ 子供がウッドデッキで遊ぶ姿も、家の中から見守ることができ安心です。

リビングには、吹き抜けの大きな窓から光が降り注ぎます。 太陽が出ている時間は電気がいらないくらい、明るい空間になりました。

3階への階段に採用したのは、スケルトン階段。 上からの光が降り注ぎ、スキップフロアとダイニングを明るく照らします。 空間を緩やかに仕切る黒いブロックタイルの間仕切りは、パッと目を引くフォーカルポイントになりました。

ダイニングの床材には、上品な光沢がある「カバ」というサクラの仲間の無垢材を採用。 ダイニング天井に採用した黒色のアクセントクロスが、奥のリビングの開放感をさらに引き立てています。

2階リビングにすることで、採光・通風・プライバシーの3つを確保しながら大きな窓を設置。 逆転プランならではのメリットを最大限に生かしています。

スキップフロアには、カウンターテーブルを造作しました。 キッチン・ダイニング・リビングのどこにいても見える位置にあるので、子供のスタディースペースとしてもリモートワークスペースとしても大活躍。 目の前には明るいウッドデッキが見え、清々しい気持ちで作業できそうです。

3階からスキップフロアを見下ろした時の眺め。 採光用の大きな窓で、朝の天気を確認するのがお施主様の日課だそう。

リビング下の中2階につくった大型収納は、日常的に使う掃除用具や子供の学習用品、季節物の収納にぴったり。 階段の途中にあるため、ロフトより物の出し入れがしやすいのが魅力です。

スキップフロアのスタディーコーナーは、モノトーンのブロックタイルで囲いました。 アクセントクロスとは一味違う、重厚感や立体感が漂います。 ニッチには家族の思い出の写真を飾って、ちょっとしたギャラリーに。

背の高い壁で囲うことで、プライバシーを確保したバルコニー。 人目を気にすることなく、存分に外での食事やプール遊びが楽しめます。

シューズクロークは、入口が2つあるウォークスルータイプ。 家族はシューズクロークを通って出入りするようにすれば、お客様側の玄関は常にすっきりと片付いた状態をキープできます。 高い位置に設けた採光窓からの光を玄関に広げるため、ドアはあえて設けていません。

スタディスペース背面に造作した大容量の収納棚は、インテリア小物だけでなく、本や教科書などの収納にも大活躍間違いなし。 2人並んで座れるほどの大きな机で、資料を広げたり子供の勉強を横で見守ったりと、広々作業できそうです。

天井の低い空間は、子供にとっての秘密基地！ おままごとをしたり本を読んだり、思い思いの時間を過ごせます。