健やかで康らかな家

漆喰仕上げに瓦を合わせて、建物のデザインとリンクさせた門塀。 真っ直ぐでなくなだらかなカーブを描くことで、外観に柔らかい雰囲気をプラスしています。 玄関ドアは、香りや経年変化を楽しめる木製をチョイスしました。

北側玄関のお住まい。ファサードは、4つ箱が重なる絶妙なバランスにこだわりました。 漆喰塗りの表情ある外壁・アールに仕上げた角・アクセントのスペイン瓦が合わさり、シャープながら柔らかい雰囲気に仕上がっています。

濃いブラウンの無垢フローリングで落ち着きのある玄関。 土間スペースは靴の出し入れがスムーズなL字型を採用して、使い勝手も抜群です。 正面のリビングにつながる室内ドアも、無垢のものを採用しています。

大きな掃き出し窓から光が差し込む、明るいLDK。 無垢のフローリングは肌触りが優しいので、裸足で歩いてもごろんと寝そべっても心地いいです。 濃いブラウンの無垢床をチョイスして、グッと落ち着いた雰囲気に仕上げました。

リビングからダイニングキッチンを見渡した時の眺め。 真っ白な壁は「ドライウォール」と呼ばれるペンキ仕上げで、下地の石膏ボードが持つ調湿効果を妨げません。 日本では主流な壁紙を貼る仕上げとは違って、継ぎ目がなくフラットな美しい仕上がりになります。

キッチンは、家族とのコミュニケーションが取りやすい対面式。 リビングで遊ぶ子供たちを見守りながら、ダイニングにいるご主人様との会話を楽しみながら食事の準備ができます。 フルオープンで圧迫感のない、LIXILのシステムキッチン「AS」をチョイスしました。

システムキッチンがLIXILのASなのに対して、背面のカップボードはウッドワンのスイージー。 異なるメーカーでも、色合いに気を配ることでしっくりと調和したキッチンになりました。 カウンタータイプの背面収納に吊り戸棚や飾り棚を組み合わせ、たっぷりと収容量を確保しています。

階段横に配置したのは、固定電話置き場兼ギャラリースペース。 端正な印象のルーバーが、空間に個性的なアクセントを与えています。 リビング階段は2階に上がる時も必ずリビングを通るので、自然と家族と顔を合わせる機会が増えると人気です。

モダンな雰囲気に仕上げた、リビング横の畳コーナー。 玄関ホールから直接行き来できるので、生活感のあるリビングを通らずにお客様をおもてなしできます。 正方形の畳はブラウンをチョイス。畳の目を縦横互い違いに置くことで、光の加減で市松模様のように見えます。

ブラウンとホワイトで統一した、1階のトイレ。 トイレは狭い空間ですが、タンクレスのトイレをチョイスすることで圧迫感のない空間になりました。

木の天板にシンクを付けた、シンプルな造作洗面台。 造作洗面台は収納スペースが少なくなりやすいのですが、キッチンとの間にパントリーを配置する事でたっぷりの収納スペースを確保できました。 キッチン→パントリー→洗面所の間取りで、家事動線もバッチリです。

2階ホールは、室内干しスペース兼スタディーコーナーとして活用。 明るい光が差し込む開放的なスペースになりました。

ポップなインテリアが映える子供部屋。 将来壁を設けて仕切れるようにと、入口を2つ取り付けました。 合わせて12帖あるので、子供たちが小さなうちは思いっきり走りまわれるプレイルームとして大活躍します。

ダークブラウンの床と深いブルーの壁紙で、落ち着いた雰囲気の主寝室。 夜は間接照明の優しい灯りで、ゆったりとしたリラックス時間を過ごせそうです。

1階のシックなトイレとは対照的に、イエローのクロスと星形照明で遊び心満載に仕上げた2階トイレ。 ニッチにはお気に入りのアイテムを並べて、心躍る空間になりました。

階段に取り付けたのは、印象的な陰影を映し出す2灯の照明。 寝室を通らずに、2階ホールから直接バルコニーに出られるようにしたのもポイントです。